米ゼネラルモーターズ(GM)は7月19日(現地時間では18日)、フルモデルチェンジを受けた新型「シボレー コルベット」を発表しました。
これまでのロングノーズショートデッキではなく、前寄りのキャビンにロングテールというスタイリングになりました。
モデルチェンジ
C8は新型シボレーとしてモデルチェンジが行われ、以下のような特徴があります。
駆動方式はFRからMRに変更して運動性能を向上させ、ドライサンプ潤滑システムを採用したV型8気筒6.2LのLT2エンジンや8速デュアルクラッチ式トランスミッションを搭載しました。
そのほか、タルガトップルーフを採用しましたが、一方で前のモデルのC7の製造も2021年まで継続し並行して販売しています。
今後は、コンバーチブルやハイブリッドモデルの設定を予定され、外装はエンジンが車体前からキャビン後方に移動させてスタイルが変わっていることが特徴です。
フロントデザインは前のモデルと共通したイメージですが、トランクだったリア部分はエンジンを搭載するために高くボリュームアップしています。
ボディスタイルは空力性能が追求されて180kgものダウンフォースを発生させることができ、タルガトップルーフによりオープンエアを楽しめて外してもエンジン後部にあるラゲッジスペースに収納できて便利です。
C8の走行性能の仕組み
シボレーの新型コルベットであるC8はのパワートレインとスペックは、各項目別に以下の通りになります。
V型8気筒は6.2Lで「LT2」を採用し、最高出力はベースモデルが497psでZ51パッケージが502psです。最大トルクは65.0kgmで、トランスミッションは8速デュアルクラッチになります。
最高速度は320km/hと高く、0~96km/hまで加速するためにかかる時間はZ51パッケージで3.0秒と短いです。
駆動方式はMRで、ミッドシップレイアウトに変更されてリアに搭載されるエンジンにはV型8気筒6.2Lの「LT2」が採用されています。
同じ排気量のエンジンは前モデルでも採用され466psを出していましたが、ベースモデルでも497psでZ51パッケージを選択することで502psを発揮します。
1Gを超えるコーナリング性能に対応するためにオイル循環にはドライサンプ潤滑システムを採用し、安定した性能を発揮することができます。
C8の価格や発売日など
気になる新型シボレーコルベットC8の価格は6万ドルからになり、日本円にすると650万円程度になります。
前モデルは日本では上位パッケージが導入されて920万円からと高くなりましたが、この車では他のスーパーカーカテゴリのマシンよりも安く設定してファンを獲得していきたいと考えているようです。
シボレー新型コルベットは、当初の予定では2019年1月でしたが実際には半年ほど遅れ、現地時間の2019年7月18日に発表されました。
発売日は北米では2020年前半とされてから、右ハンドル仕様を設定して日本人に運転しやすくして日本にも導入されるようです。
シボレーはコルベットをミッドシップレイアウトとして欧州のスーパーカーに対抗し、ブランド力を高めていきたいと考えています。
以上のように、新型車は前のタイプよりも高性能で価格が安くなるため、ファンの方には待ち遠しいものです。
車体は洗練されたデザインであるため、おしゃれに運転できることで注目されています。
おわりに
フルモデルチェンジを受けた新型「シボレー コルベット」。
マッスルカーからスーパースポーツへ変化しましたが、これまでのロングノーズショートデッキというデザインが個人的には好みなのですが。