梅雨に外を歩いていると独特なニオイがやってきます。
ドクダミのニオイです。
でも、様々な身体の不調に効果があるらしいのです。
そんな「ドクダミ」の雑学ですが、少しだけ読んでもらえるとうれしいです。
ドクダミの効果を最大限に生かすための収穫に適した時期は?
ドクダミは、道路沿いや畑や庭など日本中に自生している生命力の強い植物なので手軽に手に入ります。
一年中生えているイメージがありますが、梅雨の時期から梅雨明け位が一番ドクダミ自体に栄養成分が蓄えられているので収穫に適しています。
場所としては、ジメジメとした日が余り当たらない場所を好んで生えるので収穫する時には、虫よけ対策を万全にすると安心です。
色々な効能が期待できるのですが、道端などに自生しているドクダミを使う場合には、何が付着しているか分からないので出来るだけ何度も水洗いして使う事を推奨します。
また、ドクダミをお茶にしたり、お酒に入れたりして飲む場合には、なるべく道路沿いに生えているものではなくて、お庭の中や衛生環境が良さそうな場所から採ることをおすすめします。
特に河原や道路脇に生えているものに関しては、動物の糞尿などがかかっている確率が高いので食用には向いていません。
良く水洗いすれば肌に付けたりするのに問題ありませんが気になる様であれば、お庭にドクダミが生えている方が知り合いに入れば分けてもらうと良いでしょう。
夏場のあせも肌を潤わせてくれるドクダミローションの作り方
夏場になると汗が酷くてあせもが出来るのは悩ましい事ですが、なるべくなら天然成分でケアをしたいと思う人も多いと思います。
そんな時に、殺菌作用や保水成分に優れたドクダミであせも対策ローションがおすすめです。
あせもとともに夏場のお悩みである蚊にさされた跡にも使う事が出来ます。
成分は、大体の目安で大丈夫です。
材料は、ドクダミの生葉を作りたいガラス瓶に3分の1~半分くらい、焼酎ガラス瓶一杯分、作り方は、消毒したガラス瓶の中に綺麗に洗ってしっかりと水気を取ります。
その後、生葉をガラス瓶に詰め込んでそこに焼酎をガラス瓶にひたひたまで注ぎます。
蓋をしたら冷暗所で保管します。最低でも2週間は必要で長ければ長いほどよく1年以上漬けて置く人もいます。
いよいよ使う時には、ガーゼで濾したものにグリセリン大匙1杯から2杯を加えて殺菌した保管容器で保存します。
その後の保存は、冷蔵庫などの冷暗所が適しています。
注意点としては、水洗いした生葉を入れる時に、水分が残っているとカビの原因にもなるので良くふき取るなどしてから入れてください。
また、葉以外の茎などは取り除いてください。焼酎は、よくあるホワイトリカーなどで大丈夫です。
それと、初めて使う場合は、目立たない場所でパッチテストしてからご使用ください。
身体に合わない場合はすぐに使用を中止してください。
ドクダミのニオイ成分が副鼻腔炎の鼻詰まりに効く
ドクダミには、独特の強い臭気があります。このニオイがとても好きな人もいれば、近寄るのも嫌だという人もいて好みが分かれます。
このニオイの元である成分は、「デカノイルアセトアルデヒド」と呼ばれるもので、強い殺菌作用があることが分かっています。
この殺菌作用が、水虫や副鼻腔炎にも効果的と言われていて民間療法として昔から活用されています。
副鼻腔炎とは、鼻の奥の副鼻腔に炎症が起こり奥の方に鼻水や膿が溜まることで様々な体調不良を引き起こすものです。
ドクダミのニオイにも強弱があり副鼻腔炎には、特に臭気の強いものが効果的で更にそのニオイを強めるためにすり鉢などでドロドロにすりつぶしてニオイを出すことで効果が期待できます。
それをガーゼなどにくるんで鼻の中に入れてしばらく置いておくと鼻の奥からドロドロと溜まった膿が外に排出されます。
実際に、私も副鼻腔炎を繰り返す事があり頭痛が酷かったのですが、30分程度鼻の奥にドクダミをすりつぶしたものを入れておくとその後かなりの量のものが排出されて鼻の通りがスッキリした経験があります。
まとめ
ドクダミは、色々な効果があって使い方を知っているといざという時に役に立ちます。
薬と違って身体に優しい成分で出来ているので皮膚が弱い方やお子さんにも安心して使えますね。