6月の第3日曜日は『父の日』です。
父の日が近くなるとデパート、百貨店などでは父の日に贈るプレゼントにと、多くの商品が特集されています。
自分のお父さんに贈り物をしたり感謝をしたり、小さなことでも良いのでやってみてはいかがでしょうか。
そんな「父の日」の雑学ですが、少しだけ読んでもらえるとうれしいです。
父の日の由来とは?
そもそも父の日の由来とは何なのでしょうか?
母の日は、1908年に父の日よりも早く誕生しました。
その翌年の1909年、アメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が、「母の日があるのにもかかわらず父の日がないのはおかしい」と牧師協会に嘆願したことが父の日の由来とされています。
ドット夫人のお父さんは、南北戦争で兵士として戦地で働いていました。
その頃夫人のお母さんが子供を一人で育てていましたが、戦争が終わるころ体を壊して亡くなってしまいます。
その後はお父さんがドット夫人を含む6人の子供たちを1人で再婚もせず、育て上げました。
このようなお父さんの苦労を見ていたドット夫人だからこそ、父の日も必要だということを教会に訴えることができたのでしょう。
父の日はだんだんとアメリカ全土に広がり、1972年には、アメリカ合衆国の正式な祝日となりました。
日本では、1980年代ごろから父の日が一般的に認知されるようになり、毎年6月の第3日曜日にお父さんに贈り物をするという方が増えています。
世界各国の父の日について
父の日はさきほどの項目で紹介したように、アメリカで誕生したものですが、日本を含む世界中のあらゆる国家で父の日は浸透しています。
日本では、6月の第3日曜日が父の日とされていますが、アメリカやカナダ、イギリス、中国なども同じ日を父の日としており、世界でも6月の第3日曜日を父の日としている国が最も多いということです。
ですが、全く異なる日を父の日としている国も多く、たとえば隣国の韓国では、5月8日が「両親の日」となっているほか、台湾では8月8日が父の日(父親節)、ロシアでは2月23日の「祖国防衛の日」が、祖国を守っている軍人に感謝するほかに父親などの男性に感謝する日となっており、事実上の父の日となっています。
また国によって父の日にすることは異なります。
ドイツでは、父の日にはお父さんが家を出て自分の友人同士でお酒を飲んだりして盛り上がり、韓国では儒教思想が強く両親を敬う人が多く、お金や高価な家電などを送る方が多いようです。
オーストラリアでは、父の日に家族でバーベキューなどをすることが多いようです。
日本では、お父さんに感謝の意を込めて贈り物をするというのが一般的ですが、他の国々ではさまざまな習慣があり、面白いですね。
父の日に贈るとよいもの
ここまでは、父の日の由来や世界各国の父の日についてご説明していきました。
この項目では、日本の父の日について、どのようなものを送るとよいかについて、
ご紹介していきたいと思います。
父の日には、なんといってもお父さんの好きなものを送るのが良いでしょう。
お父さんの好きな食べ物や本、お酒など、さまざま考えられます。
直接お父さんに好きなものを聞くのは憚られるという方は、普段の生活を振り返って、お父さんの好きなものを考えて予想してみてはどうでしょうか。
好きなものでなくても、喜んでもらえるプレゼントはたくさんあります。
例えばお父さんが普段の生活で使う財布や名刺カード入れなどは、実用的でそれほど値段もはらないため、買いやすいプレゼントだと思います。
使えるお金がそれほどないという方は、単純にお花や日頃の気持ちを書いたメッセージカードなどを贈っても、十分喜ばれると思います。
まとめ
・父の日は6月の第3日曜日
・母の日が誕生した1908年の翌年、ドット夫人が、「母の日があるのにもかかわらず父の日がないのはおかしい」と牧師協会に嘆願したことが父の日の由来。
・日本では、お父さんに感謝の意を込めて贈り物をするというのが一般的だが、ドイツでは、お父さんが友人同士でお酒を飲んだりして盛り上がる、韓国ではお金や高価な家電などを送る方が多い。
父の日にまつわることについてご紹介していきました。
父の日は、1年に1回のお父さんに感謝の気持ちを示す絶好の日ですので、みなさんもぜひ自分のお父さんに贈り物をしたり感謝をしたり、小さなことでも良いのでやってみてはいかがでしょうか。