高知県の安芸郡にあるのどかな村「馬路村」。
人口は約760人の小さな村です。
この馬路村は高知の山間に存在し、とにかく自然豊かな村となっています。
自然の魅力たっぷりの馬路村
大自然の豊かさでは、国内随一ではないかと思うほど「人と自然が共存する村」です。
馬路村では、高齢化も進んでいる一方で村民の自立意識が非常に高いのが魅力です。
馬路村に住まわれる方はとにかくパワフルでどんどん新しい事にチャレンジをしていらっしゃいます。
インターネットなどもフル活用され、村の観光スポットや特産物を全国にアピールされています。
県の行政に頼り切るだけでなく馬路村自体が自立し独立した自治体として活発に活動されています。
高齢化を感じさせないほどのアクティブさで若年層の人口もわずかですが増えているのが馬路村の凄いところです。
若者にも村の魅力をなんとかアピールしようとする姿勢が力強く感じられ、これからの日本の地方の過疎化を克服するためのモデルケースにもなるのではないでしょうか?
村の魅力を発見してアピールされる能力に非常に長けていらっしゃる印象で、全ての観光資源を余すことなく村のPRに使われています。
過疎化が進む地方でももっとやり方次第で結果が変わるのでしょう。
馬路村の特産物は柚子
馬路村の特産物は何と言っても「柚子」です。
馬路村の山村ならではの地形を生かした柚子の栽培は村の一押しビジネスでしょう。
しかも、肥沃な土地ときれいな水で作られた柚子は他地域とは比べ物にならない良質な香りで有名です。
馬路村で採れた柚子は「馬路村柚子」として日本国内でのブランド化にも成功しつつあります。
地元の郷土料理の「ちらし寿司」にも馬路村柚子をふんだんに使い食の面でも馬路村を観光アピールに使っています。
また馬路村柚子で作られた「ゆずの村」というポン酢は日本一のポン酢として選ばれた名産品です。
普通のポン酢と比べて柚子の香りが非常に高く繊細な味わいが特徴の一本となっています。
馬路村柚子の育て方は非常に繊細です。
一つ一つの作業の心を込めてきめ細かな育て方をされています。
手をかければかけるほどに柚子の香りは高くなっていくのです。
村民総出で馬路村柚子のアピールを行い元気な馬路村を印象付けているのも非常に素晴らしい事だと思います。
柚子を育てられることはもちろん、その育てた柚子を村民の眠さんが一致団結して上手く利用しながら馬路村自体を活性化したいと活動されているところがとても素晴らしいと思っています。
柚子畑の景観も名物になるほどです。
温泉から役場、何でも観光地にしてしまう
馬路村は山の中の村です。
人口も760人余りと非常に少ない。
つまり観光地になるようなところがあまりないのがこの馬路村です。
しかし、それでも観光地アピールしてしまうのが馬路村の村民の方のパワフルなところです。
特産の柚子は村の明泉、馬路温泉に浮かべて一つの観光スポットに。
特産品の柚子の村のポン酢工場は一般開放して工場見学が出来るようにしてあります。
食事処では特産の柚子を使った料理をふんだんに味わうことが出来、きれいな川の流れを生かして渓流巡りも観光地にしています。
ちなみに、町役場も観光スポットになっており、郷土品やお土産を買える観光スポットの一か所になっています。
自然の地形を生かした湖などもおすすめの観光スポットとなっており、自然を100%満喫できるのが馬路村の魅力です。
まるで村全体からマイナスイオンが溢れ出しているような村。それが馬路村なのです。
おわりに
馬路村には色々な魅力的な自然を生かした観光スポットがありますが、その全てを生かしているのは紛れもなく、馬路村の村民の方々の努力です。
自らの足で立ち、自らの村をアピールし、全国から人を集めようと努力する姿勢はまさに今後の日本の地方行政にとって最も大切な事なのではないでしょうか?
是非、四国に行かれた際は「馬路村」に行ってみてはいかがでしょうか。