保育士は転職が多い業界ですが、志望動機をきちんと決めてから対策を講じる必要があります。
新しい職場で働くときは現状を把握しないとミスマッチが起きやすく、ここでは確かめるべきポイントを紹介するため参考にしてから職探しに役立てるようにしましょう。
保育士はなぜ人員不足なのか
現在の日本では保育士の人員不足が深刻で、子どもが適正年齢になっても入園できない待機児童が増えています。
保育士といえば子どもを育てるためやりがいがある仕事だと思われますが、実際には職場環境のトラブルが原因で人員不足に陥っていることが現状です。
その背景には離職率の高さが証明し、保育士の有効求人倍率は2018年1月には全国平均で1.74倍と高くなっています。
保育士の資格を取得して保育園に就職する割合は50%程度で、その半数が平均勤続年数が5年未満と早く辞めてしまうことが問題視されていることが現状です。
保育士の資格を取得する目的は必ずしも保育園で働くこととは限らず、それなりに理由があります。
なりたくない理由は3つあり、責任の重さや事故への不安、保護者との関係が難しい、教育や研修制度への不満です。
保育士の仕事はただ単に児童の相手や教育をすることだけでなく、安全に遊べるようにしないといけません。
近年では保育事故のニュースも多く、ちょっとした油断やミスが命にかかわるリスクでメンタル面の負担が大きいため避ける傾向があります。
転職をするために考えるべきこと
保育士の仕事はやはり離職率が高いことが問題になり、事前に調査を行ってから応募しないと職場に合わず同じことを繰り返してしまいます。
転職は保育士の資格があり環境を変えてやりがいがある仕事をするためだと考えがちですが、実際には人間関係の悪化や就業時間や賃金などが希望する条件と合わないこともあり注意が必要です。
保育士といえば女性が94%と割合が非常に高く、子どもが好きな方にはあこがれの職場だと考えてしまいます。
しかし、実際には責任が非常に重くなることや子どもの保護者とのトラブルも起きやすく、人員が不足しているため希望する日に休めないなど思い描いていたこととかなり食い違うこともあります。
近年では保育士不足が問題化しているため一刻も早く新たな職場を探したいと考えがちですが、合わなければ逆効果で費やした時間がもったいなくなり応募先を慎重に決めないといけません。
応募する職場の正しい決め方
保育士の仕事は選ぶ職場によって環境が変わり、人間関係が悪くならないようにしないと仕事に対するモチベーションが上がらないものです。
保育士の求人募集を行う目的は職場の人員不足を解消するためですが、転職をするためには求められている条件を確認して応募する必要があります。
応募方法は履歴書と職務経歴書を送付し、その後は面接で採用担当者にアピールする流れです。
志望動機の書き方は転職であれば職務経験を生かして新しい職場で貢献するようアピールし、人員不足を解消できるようにしないといけません。
保育の仕事は離職率が非常に高く少しでも長く続けてもらうことを願っているため、期待に応えられるようにすることが大事です。
最近では多くの転職サイトがありますが、会員登録をすると好条件の求人を紹介してもらえ応募すると最適な職場を探せる可能性が高いです。
また、求人サイトは専任のコンサルタントがサポートしてくれ、応募する職場の見学や面接の交渉などを代行してもらえます。
非公開求人は良い条件を提示する傾向があり、会員登録をすれば選択肢を増やせて興味を持って応募すると効果的です。
どのような職場を選ぶべきか
保育士の転職を考えるきっかけは人それぞれですが、職場を正しく決めないとミスマッチが起きてしまいます。
保育園の仕事は人員不足が深刻化し、勤務時間が希望する通りにならないことや仕事の量の割に給料が少ないなどミスマッチも起きやすいです。
このため、事前に職場の見学をして園長やスタッフなどの様子を確かめ、きちんとやっていけるかどうか確かめてから決めないといけません。応募書類は志望動機の書き方が重要で、経験を積んでスキルアップをするなど前向きに考えないと意味をなさないものです。
また、せっかく採用されても求人情報とは食い違っていることも多く、事前に口コミなどを参考にしてから決めないと失敗することもあります。
保育士は人員不足が深刻化しているため経験者を採用して対処しようと考える職場もありますが、応募する側は求められている人物像や職場の特徴を確かめてから決めることが大事です。
おわりに
保育士の仕事は人員不足が深刻化し、離職率も高くて常に求人募集をする傾向があります。
転職を考えている場合は志望動機の書き方が重要ですが、採用後にミスマッチが起きないようリサーチを入念に行ってから応募することが重要です。