虹の色の数はいくつだと聞かれると何と答えますか?
多くの方は7つと答えるでしょう。
小さいころから虹は7色だと教えられてきたという方がほとんどではないでしょうか。
虹の色の数は7つ
虹の色は順番も決まっており、上から赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍色・紫といわれています。
絵を描くときもしっかりと順番は覚えていなくてもなんとなく似たような順番で色をつけていくという方も多いでしょう。
しかし、実際に虹を見て数えてみるとどうでしょう。
7色しっかりと数えられるときもあれば、5色や4色だけしか数え切れないというケースもあるのではないでしょうか。
実際の虹は絵で描くようにそれぞれの色がくっきりと分かれているわけではなく、境界線も曖昧なものとなっているのではっきり7色だと言い切れない部分も多いです。
虹が7色というのは日本では常識のようにいますが、国が変わると虹の色の数も変わるということをご存知でしょうか。
それぞれの国では虹の色の数はいくつといわれているのでしょう。
世界各国の虹の色の数
それでは、日本以外の国では虹の数は一体いくつだといわれているのでしょうか。
日本では7色といわれていますが、日本以外でも7色だとオランダや韓国では認識されています。
アメリカでは6色といわれており、日本の7色と比較すると藍色が含まれていません。
また、ドイツでは5色といわれており、アメリカと比較すると紫が含まれていないこととなっています。
また、他にもインドネシアは4色、台湾は3色、南アジアでは赤と黒の2色だといわれています。
ロシアでは虹の色の数は規定されておらず、その人によって答え方が変わってくるそうです。
本人もそのときによって虹の色の数が変わってくることもあるそうで、ざっくりと何色があるとは答えられないそうです。
このように国によって虹の色の数が変わってくるのはそれぞれの文化の違いからに他なりません。
日本では虹は7色と小さいころから教わっていますが、それぞれの国で色の数は違って教えられており、実際に色の数がいくつかと習ったこともないという国もあります。
虹の色がなぜ7色と言われるようになったのか
それでは、日本ではなぜ虹の色が7色と言われるようになったのか考えてみましょう。
日本では昔は虹の色は5色だと言われていました。
また、沖縄では2色だけだと考えられていた時代もあったようです。
これが7色だと統一したのはニュートンの影響があるようです。
ニュートンといえば万有引力を発見した科学者です。
ニュートンが虹の色について公言する前には、虹の色の数は5色と言われていました。
しかし、ニュートンは虹の色と音楽を関連付けて、音と音の間が7つなので、虹もそれに合わせて7つになるようにと定義づけました。
その時代は音楽が非常に重視されており、音楽と様々な学問を結び付けて考えられていたようです。
そのため、現在でも虹の色は7色であると言われています。
おわりに
もし虹を見る機会がありましたら、何色あるのか数えてみてください。
はっきりと7色数えることができるのでしょうか。
7色以上に細かくわけてみることができるという方もいるかもしれませんね。