せっかくなら美容や健康に効果のある食べ物や飲み物を摂りたくないですか。
食べるものや飲むもので、身体の調子が翌朝から違ったり、続けることでお肌や体調が変わるかもしれません。
そんな、「ザクロ」の雑学ですが、少しだけ読んでもらえるとうれしいです。
ザクロとは?
ザクロは真っ赤な実が特徴のフルーツで、食べられるのは種皮と呼ばれる種子の表面を覆っている部分になります。
生のまま食べることもできますし、ジャムやジュースとして用いられることもあります。
ザクロの果汁に砂糖を加えて作るグレナデンシロップは、主にカクテルに使われています。
ザクロは甘味が強く、ほのかな酸味も感じられる絶妙な味わいのフルーツです。
古くから世界各地で果樹として栽培されており、トルコや中東などでは非常にポピュラーな植物として知られています。
ザクロの実は食用として食べられますが、観賞用の庭木として栽培されることもあります。
中国では昔から漢方薬として用いられてきました。
原産地ははっきりしておらず、トルコやイランを原産とする説や南ヨーロッパを原産とする説、北アフリカを原産とする説などがあります。
日本には平安時代の頃には中国から伝来しており、意外にその歴史は古いことが分かります。
現在、日本では庭木や盆栽などの鑑賞用に栽培されることが多くあります。
ミソハギ科ザクロ属に属する植物で、様々な品種が栽培されています。
花は赤く、鉢植えにできるヒメザクロなどもあります。江戸時代の園芸書にも登場しています。
美肌に良い効果が期待できる
ザクロには、抗酸化作用を持つポリフェノールが数多く含まれています。
アントシアニンやタンニン、レスベラトロール、プニカラジン、エラグ酸などのポリフェノールです。
抗酸化作用とは、老化の原因となる活性酸素を除去してくれる働きのことをいいます。
活性酸素が多いと細胞がダメージを受けてしまい、シミやシワなどの原因になってしまいます。
ポリフェノールは体内にある過剰な活性酸素を取り除いてくれるので、アンチエイジングに効果的です。
シミやシワのない美しい肌に導いてくれます。
また、複数のポリフェノールが同時に含まれていることで、相乗効果を発揮してより高い抗酸化作用を発揮することができます。
それからザクロには、ポリフェノールと同じように抗酸化作用を持つビタミンCも含まれています。
ビタミンCとポリフェノールの一種であるエラグ酸には、シミの原因となるメラニン色素が肌に定着するのを防ぐ働きがあります。
人の肌は紫外線を浴びると、チロシナーゼと呼ばれる酵素が生まれます。
チロシナーゼはメラニン色素の生成をサポートする酵素なのですが、ビタミンCやエラグ酸にはチロシナーゼの働きを抑える働きを持っており、シミを防ぐことができるのです。
むくみの改善や眼精疲労の改善効果もある
ザクロには、むくみを解消する効果や眼精疲労を改善する効果も期待できます。
ザクロにはカリウムが含まれており、体に溜まっている余分な水分や塩分を体の外に排出する働きがあります。
それによりむくみを解消したり、血圧を下げて正常値に戻したりする効果が期待できます。
そのため血圧が高めの人にもザクロはおすすめのフルーツです。
また、ザクロに含まれているポリフェノールの1つアントシアニンは、目に良い栄養素としてよく知られています。
アントシアニンは網膜に存在しているロドプシンという物質の再合成を促す作用があります。
ロドプシンは目で見た映像を脳に伝える大切な役割を担っています。
電気信号を脳に送るたびに分解され、その後に再合成されるのですが、再合成のスピードが追いつかないと目に疲れが生じたりかすれてしまったりします。
アントシアニンは分解されたロドプシンの再合成をサポートしてくれるので、眼精疲労を軽減するのに効果的です。
このようにザクロには様々な健康に良い効果があるので、普段から食べておきたいフルーツです。
旬の時期は9月から11月頃にかけてになります。スーパーマーケットなどでも販売されていますし、ザクロジュースなどもあります。
まとめ
・真っ赤な実が特徴のフルーツで、食べられるのは種子の表面を覆っている部分。
・シミやシワのない美しい肌に導いてくれる。
・むくみを解消したり、血圧を下げて正常値に戻したりする効果が期待できる。
ザクロには様々な健康に良い効果があるんですね。