みなさんロケット鉛筆を使っていましたか。
私が小学生の頃はとっても流行っていて、みんなカラフルなモノを学校に持ってきて自慢しあっていたのを覚えています。
今の子たちは使っているのでしょうか?
ロケット鉛筆の歴史とは
最近ではシャープペンシルなどが中心でロケット鉛筆自体珍しくなりましたが、歴史は古くて1966年に誕生しています。
日本ではテンシルという名前でコクヨが発売し、他社から類似品が出ていつしかロケット鉛筆の名前で定着しました。
しかし、鉛筆を削る必要がなくて手軽に使えるなど便利でしたが、それゆえに学校では持ち込み禁止というユニークなエピソードもあったものです。
現在では珍しくなっていますが芯がロケットのような感じで出るユニークさが注目され、ファンシー文具を中心に扱うメーカーのレモン株式会社が販売し続けています。
誕生した時期は現在よりも50年以上前で、開発者は台湾人で現地の文具メーカーが世界特許を取得しました。
以前は鉛筆削りが存在せずナイフで削る必要があって開発されたものですが、パーツが欠けると新しい芯が出てこないなどのトラブルがあって中止されたようです。
しかし、珍しいもの好きには人気で、現在でも使われています。
メリットとデメリットとは
ロケット鉛筆はナイフで削る手間を省くために開発され、丸くなってしまうと引き抜いて替え芯を出すとすぐに使えたことが大きなメリットです。
この方法はわざわざカッターナイフを準備しなくても鉛筆を使え、1本で長く使えるなど複数の本数を用意しなくても良くて流行りました。
通常の鉛筆は芯が丸くなれば削らないといけませんが、ロケット鉛筆にするとすぐに出せることや本数が少なくても継続して使えるなど当時としては人気でした。
しかし、パーツが欠けると新しい芯が出てこない致命的なデメリットもあり、鉛筆削りが普及するといつしか売れなくなって姿を消してしまいました。
他にも手が汚れにくいなどメリットはありましたが、値段が高いなどのデメリットもありシャープペンシルが普及するといつしか店に並ばなくなったものです。
ロケット鉛筆は今でこそ懐かしい文房具として注目されていますが、当時はメリットとデメリットもあり好みに合わせて使い分けられていました。
ロケット鉛筆はなぜ今になって人気なのか
ロケット鉛筆は懐かしい文房具として注目され、キャラクターが印刷されるなどユニークで楽しめるようにしています。
鉛筆の芯はわざわざ削ることが面倒で、ロケット鉛筆はその手間を省くために開発されました。
しかし、時代は流れて鉛筆削りやシャープペンシルなどが普及し、需要がなくなったロケット鉛筆は売れないと判断されて生産を中止する製造会社が増えて現在では1社のみになっています。
このような事情もあってロケット鉛筆自体見かけなくなりましたが、当時使っていた世代の方にとっては懐かしく感じるものです。
最近では、このような懐かしいものが注目される傾向があり、100円ショップなどでも販売されています。
ロケット鉛筆は筒状の部分にハローキティなど人気のキャラクターがデザインされ、オークションやフリマサイトなどでも人気です。
文房具は時代とともに変化しつつありますが、今となっては手に入りにくいものは何かと注目される傾向があります。
おわりに
私は自分の子にはあまり使ってほしくはないですね。
やっぱり、自分で削って用意するところが良いのではないでしょうか。