オーディブルで聴く『盗んで食べて吐いても』“親の言葉”が人生を縛る苦しさを描いた傑作小説


「最近、ただ面白いだけじゃない小説を読みたい」

そんな人に、かなり強くおすすめしたい作品があります。

僕がトラックの運転席でオーディブルを流しながら聴いたのは、『盗んで食べて吐いても』です。

正直、テーマはかなり重いです。

・摂食障害
・万引き依存
・親子関係
・自己否定

どれも簡単には語れない題材ばかりです。

でも、この作品は“重いだけ”ではありませんでした。

気づけば夢中になって聴き進めてしまい、

読み終わったあとには、

「人って、こんなにも苦しみながら生きているんだな」

と深く考えさせられました。

特に印象に残ったのは、

親が何気なく言った言葉が、

子どもの人生を何十年も縛り続ける怖さです。

本人に悪気がなくても、

子どもにとっては“呪い”になってしまう。

しかも、その呪いは周囲から見えにくい。

この作品は、その苦しさをとてもリアルに描いていました。

この記事では、

「次に読むべき重厚な小説を探している」

「オーディブルで心に残る作品を聴きたい」

そんな人に向けて、『盗んで食べて吐いても』の魅力をネタバレなしで紹介していきます。

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目次

『盗んで食べて吐いても』は“依存症の苦しさ”を真正面から描いた作品

この作品の主人公・早織は、

摂食障害と窃盗癖を抱えています。

しかも、それは単なる悪い癖として描かれていません。

「やめたいのに、やめられない」

その苦しさが、とても丁寧に描かれています。

僕はこの作品を聴きながら、

「依存症って、意思の弱さだけでは説明できないんだな」

と強く感じました。

本人だって間違っていることは分かっている。

でも、

苦しさを埋めるために、

また同じ行動を繰り返してしまう。

この感覚は、

摂食障害だけではなく、

さまざまな依存症にも通じるものがあると思います。

だからこの作品は、

単なる“摂食障害の話”では終わりません。

「人はなぜ自分を傷つける行動をやめられないのか」

そこまで深く踏み込んでいます。

しかも文章がとても読みやすい。

テーマは重いのに、

スルスル読めてしまうんです。

僕もオーディブルで聴きながら、

気づけばどんどん先へ進んでいました。

「読むのがしんどい」

ではなく、

「苦しいのに止まれない」

そんな感覚になる作品でした。

親の“何気ない言葉”が子どもを縛り続ける怖さ

この作品で特に苦しかったのは、

親子関係の描写でした。

主人公・早織は、

幼いころに母親から体型について厳しく言われ続けます。

その言葉が、

ずっと頭から離れない。

そして大人になっても、

自分を追い詰め続けてしまうんです。

ここが本当にリアルでした。

親にとっては、

もしかしたら軽い気持ちだったのかもしれません。

でも子どもにとっては、

一生残る言葉になることがある。

しかも厄介なのは、

周囲がその苦しさに気づきにくいことです。

「そんなことで?」

と思われてしまう。

でも本人にとっては、

人生そのものを縛るほど重い。

この作品を聴いていると、

人間って本当に簡単には救われないんだな、

と思わされます。

だからこそ、

読んでいて苦しい。

でも、その苦しさがあるから、

主人公の感情がものすごくリアルに伝わってくるんです。

僕はオーディブルで聴きながら、

何度も考え込んでしまいました。

親子関係って、

愛情があるだけでは解決しないこともあるんですね。

オーディブルとの相性がとても良かった理由

この作品は、オーディブルとの相性がかなり良いと思いました。

理由は、

主人公の孤独感や葛藤が、

音声だとさらに伝わってくるからです。

ナレーションを担当されている中道美穂子さんの読み方がとても自然で、

感情を押しつけすぎません。

だからこそ、

主人公の苦しさが静かに染み込んできます。

特にこの作品は、

派手な事件が次々に起きるタイプではありません。

むしろ、

日常の中に苦しみがずっと続いている作品です。

だから音声で聴くと、

主人公の心の重さがじわじわ入ってくるんです。

しかもテンポが良いので、

重いテーマなのに止まらない。

僕はトラックの運転中に聴いていましたが、

作業中も続きがきになってしまって…。

桜井美奈さんの作品って、

本当に“読ませる力”があります。

テーマだけ聞くと重苦しいのに、

気づけば夢中になっている。

この作品でも、そのストーリーテラーぶりがかなり発揮されていました。

“正解を選べない人間”を描いているから苦しくなる

この作品には、

分かりやすいヒーローが出てきません。

誰かが劇的に救ってくれるわけでもない。

だからこそリアルでした。

主人公は、

「正しくない」

と分かっている行動を繰り返します。

でも、それを簡単には責められないんです。

なぜなら、

そこに至るまでの苦しさが丁寧に描かれているから。

人間って、

いつも正解を選べるわけじゃない。

むしろ、

間違いだと分かっていても、

そこから抜け出せないことがあります。

この作品は、その“人生のままならなさ”を真正面から描いていました。

だから読後感は軽くありません。

でも、不思議と読んで良かったと思えるんです。

それはきっと、

この作品が人間を雑に描いていないからだと思います。

「悪い人」
「弱い人」

と簡単に片付けない。

苦しみの背景まで描いているから、

読んでいる側も考えさせられるんですよね。

『盗んで食べて吐いても』はこんな人におすすめです

この作品は、特にこんな人におすすめだと思います。

・オーディブルで重厚な人間ドラマを聴きたい人
・摂食障害や依存症をテーマにした小説に興味がある人
・親子関係を描いた作品を読みたい人
・“生きづらさ”をリアルに描いた小説が好きな人
・読後に深く考えさせられる作品を探している人
・ただの感動作では物足りない人

逆に、

「軽く読める癒し系作品がいい」

というタイミングには少し重たいかもしれません。

それくらい、

感情に深く入り込んでくる作品でした。

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まとめ|苦しい。でも最後まで聴かずにはいられなかった

盗んで食べて吐いてもは、

簡単に「感動した」とだけ言える作品ではありませんでした。

読んでいて苦しい。

胸が詰まる。

人間の弱さが痛いほど伝わってくる。

でも、その苦しさがとてもリアルなんです。

特に、

親の言葉が子どもに与える影響の大きさ。

そして、

やめたいのにやめられない依存の怖さ。

その描写が本当に重かったです。

それでも、

気づけば最後まで夢中で聴いていました。

桜井美奈さんの“読ませる力”が、

この作品でも圧倒的でした。

もし今、

「軽い話では満足できない」

「心をえぐられるような小説を読みたい」

そう感じているなら、一度オーディブルで聴いてみてほしい作品です。

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