オーディブルで聴く『この本を盗む者は』|本の世界を冒険する極上ファンタジー小説


「最近、小説を読んでもなかなか物語に入り込めない」

そんな人にこそおすすめしたいのが、深緑野分さんの『この本を盗む者は』です。

僕はオーディブルで聴きましたが、気づけば本の世界へ引き込まれ、まるで映画やアニメを観ているような感覚になりました。

本作は、本が盗まれたことをきっかけに現実世界が物語の世界へと変貌していくファンタジーミステリーです。

ただの異世界冒険ではありません。

「本を読むとはどういうことか」

「物語は人に何を与えるのか」

そんなテーマも感じられる作品です。

この記事では、オーディブルで聴いた『この本を盗む者は』の魅力やおすすめポイントを、ネタバレなしで紹介します。

「次に聴くオーディブル作品を探している」

「ファンタジー小説に興味はあるけれど何から読めばいいか分からない」

そんな方の参考になればうれしいです。

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目次

『この本を盗む者は』はどんな物語?

主人公は高校生の深冬(みふゆ)。

彼女の曾祖父は大の本好きで、自ら集めた膨大な蔵書を保管するために「御倉館(みくらかん)」という巨大な書庫を建てました。

御倉館は地域の人々にも開放され、本好きが集まる街を作るほど大きな存在になります。

しかし、ある出来事をきっかけに館は閉鎖されます。

そしてある日、御倉館から本が盗まれました。

残されたのは奇妙なメッセージ。

その瞬間、かつて仕掛けられた呪い「ブックカース」が発動します。

街は少しずつ物語の世界へ侵食され、深冬は本を盗んだ人物を見つけ出すため、不思議な世界を旅することになります。

探偵小説のような世界。

幻想的な獣が現れる世界。

まるで違う作品の中へ入り込んだかのような世界。

深冬は相棒の真白や、いつも眠っている叔母・ひるねと共に謎へ挑みます。

本好きはもちろん、本をあまり読まない人でも楽しめる冒険譚です。

オーディブルで聴いて感じた最大の魅力は「映像が見える文章力」

僕がこの作品を聴いて最も驚いたのは、頭の中で映像が勝手に作られていく感覚でした。

小説を読んでいると、

「どんな景色なんだろう」

「どんな表情なんだろう」

と想像することがあります。

しかし『この本を盗む者は』では、その想像をする前に風景や人物が自然と浮かび上がってきます。

街の様子。

本の世界の不思議な空気。

登場人物たちの動き。

まるでアニメ映画を観ているような感覚でした。

オーディブルとの相性も非常によく、ナレーターの矢野亜沙美さんの落ち着いた語りが作品世界をさらに広げてくれます。

耳から物語を受け取ることで、自分自身が深冬と一緒に本の世界を歩いているような気持ちになれました。

普段あまり読書をしない人でも入りやすい作品だと思います。

こんな人に『この本を盗む者は』をおすすめしたい

この作品は、次のような人に特におすすめです。

ファンタジー作品が好きな人

異世界ものとは少し違います。

現実世界と物語世界が混ざり合う独特の世界観が魅力です。

王道ファンタジーとはまた違った面白さがあります。

映画やアニメが好きな人

僕は聴きながら映画『ジュマンジ』を少し思い出しました。

現実が非日常へ変化していくワクワク感があります。

次はどんな世界が待っているのだろうという期待が止まりません。

最近読書から離れている人

「小説は難しそう」

「活字を読むのが苦手」

そんな人にも向いていると思います。

テンポよく物語が進むので、比較的入りやすい作品です。

オーディブルなら通勤や家事の時間にも楽しめます。

本そのものが好きな人

本作は「本へのラブレター」のような作品でもあります。

本を読むことの楽しさや、物語が持つ力について考えさせられます。

読書好きならきっと心に響く部分があるはずです。

『この本を盗む者は』が解決してくれること

「面白い小説を探しているけれど、どれを選べばいいか分からない」

そんな悩みを持つ人は少なくありません。

僕自身もオーディブルで作品を探すとき、何を聴けばいいか迷うことがあります。

そんなとき、この作品はひとつの答えになるかもしれません。

なぜなら本作には、

・ミステリーの謎解き要素
・ファンタジーの冒険要素
・青春小説の成長要素
・本をテーマにした文学的な魅力

これらがバランスよく詰まっているからです。

特定のジャンルだけを楽しむ作品ではなく、「面白い物語を体験したい」という人に向いています。

読書好きだけのための作品ではありません。

むしろ本が苦手な主人公だからこそ、読書にあまり親しみがない人も感情移入しやすいのではないでしょうか。

「次に何を読むか迷ったらこれ」

そう言いたくなる一冊でした。

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まとめ

『この本を盗む者は』は、本の世界へ迷い込む不思議な冒険を描いたファンタジーミステリーです。

僕がオーディブルで聴いた感想をひと言で表すなら、

「頭の中で映画が始まる小説」

でした。

ページをめくる代わりに耳で聴いているだけなのに、登場人物や景色が鮮明に浮かび上がります。

本好きな人はもちろん、普段あまり小説を読まない人にもおすすめできる作品です。

特に、

・ファンタジーが好きな人
・映画やアニメのような物語を楽しみたい人
・次に聴くオーディブル作品を探している人

そんな方にはぴったりだと思います。

物語の世界にどっぷり浸りたいなら、『この本を盗む者は』はきっと期待に応えてくれるはずです。

読了後には、きっと本という存在が少しだけ愛おしく感じられると思います。

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