オーディブルで聴く垣谷美雨おすすめ作品まとめ、読む順番と感想


垣谷美雨さんの作品をオーディブルで聴き始めてから、「どうしてこんなに今の自分に刺さるんだろう」と思うことが何度もありました。

家族のこと、夫婦のこと、年齢を重ねること、仕事のこと、老後のこと。

誰かに大きく打ち明けるほどではないけれど、心のどこかにずっと引っかかっている悩みやモヤモヤを、垣谷美雨さんの小説は驚くほどすくい上げてくれます。

しかも、ただ重いだけではありません。

「分かる」「それ、まさに気になっていた」と共感しながら読み進められて、最後には少しだけ肩の力が抜ける。

現実は簡単には変わらなくても、ものの見方や気持ちの置きどころは変えられるかもしれない。

そんなふうに思わせてくれる作品が多いのも、垣谷美雨さんの魅力だと僕は感じています。

この記事では、僕がオーディブルで聴いた垣谷美雨作品を、おすすめ順や読む順番も含めてまとめていきます。

これから聴いた作品は、今後このページに少しずつ追記していく予定です。

・垣谷美雨さんの作品、どれから読めばいいのか迷っている
・オーディブルで聴きやすい作品を探している
・家族、夫婦、老後、人生のやり直しなどをテーマにした小説が好き
・ただ暗いだけではなく、読後に少し前向きになれる作品が読みたい

そんな人の参考になればうれしいです。

ネタバレはできるだけ避けながら、「自分にはどの作品が合いそうか」が分かるようにまとめていきます。

目次

垣谷美雨作品の魅力|オーディブルで聴くと、身近な悩みがよりリアルに刺さる

垣谷美雨さんの作品の魅力は、何より「自分とは無関係ではいられないテーマ」を描くうまさ、にあると思います。

たとえば、夫婦のすれ違い。

親子の距離感。

年齢を重ねたときの不安。

女性が社会の中で感じる生きづらさ。

地方の古い価値観。

老後や介護、片づけ、孤独、人生の後悔。

どれもニュースや日常会話の中ではよく見聞きするテーマですが、いざ自分のこととして考えると、簡単に答えが出るものではありません。

垣谷美雨さんの小説は、そういう“すぐに整理できない悩み”を、物語としてとても読みやすく見せてくれます。

しかも、説教くさくないのがいいところです。

社会問題や価値観の押しつけになりそうな題材でも、あくまで登場人物の人生を通して描かれるので、「教えられている」という感じがあまりありません。僕はそこがすごく好きです。

オーディブルで聴くと、その魅力がさらに強くなる作品も多いです。

会話の温度、登場人物の迷い、怒り、あきらめ、ふとした本音。

文字で読むだけでも十分面白いと思いますが、耳で聴くと感情の揺れがより伝わってきて、作品の空気に入り込みやすいと感じます。

垣谷美雨作品は、派手な事件や大きなどんでん返しで引っ張るタイプの小説ばかりではありません。むしろ、日常の延長線上にある苦しさや違和感を丁寧に拾い上げるタイプの作品が多いです。

だからこそ、「最近ちょっと疲れている」「人間関係にモヤモヤしている」「このままでいいのかなと考えてしまう」そんな時期に読むと、思いがけず深く刺さることがあります。

垣谷美雨作品の読む順番・聴く順番|迷ったら“悩み”から選ぶのがおすすめ

垣谷美雨さんの作品は、基本的には、気になったテーマから読んで大丈夫だと思います。

ただ、シリーズものだけは順番に読んだほうが楽しみやすい作品もあります。

ここでは、僕なりにオーディブルでの聴く順番・選び方を整理してみます。

まずは読みやすい代表作から入りたい人

最初の一冊に選びやすいのは、次のあたりだと思います。

『リセット』

『あなたの人生、片づけます』

『夫のカノジョ』

この3作は、設定が入りやすく、テーマも分かりやすいです。

「人生をやり直したい」「家族や夫婦のことを考えたい」「片づけと心の関係が気になる」など、入口としてかなりおすすめしやすい作品だと思います。

病棟シリーズを読むなら順番がおすすめ

病棟シリーズは、やはりこの順番で読むのがいちばん自然です。

1. 『後悔病棟』
2. 『希望病棟』
3. 『懲役病棟』
4. 『絶縁病棟』

作品ごとに主役やテーマは違いますが、シリーズを通して受け継がれる要素があるので、順番に読んだほうが流れを楽しみやすいと思います。
特に『後悔病棟』から入ると、このシリーズの世界観がつかみやすいです。

スカッとしたい、社会の理不尽にモヤモヤしている人

そういう気分なら、次の作品が合うかもしれません。

『あきらめません!』

『夫のカノジョ』

理不尽な状況や古い価値観に対して、登場人物たちが少しずつ風穴を開けていくような作品は、読後に気持ちが軽くなることがあります。

人生のやり直しや後悔が気になる人

『リセット』

『後悔病棟』

『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』

「もしあの時違う選択をしていたら」と考えてしまう人には、このあたりがかなり刺さると思います。

つまり、垣谷美雨作品は“ジャンル”で選ぶより、“今の自分の悩み”で選ぶほうが失敗しにくい作家さんだと僕は思っています。

『夫のカノジョ』|夫婦や家族の見え方が変わる、やさしい入れ替わり小説


『夫のカノジョ』は、夫の浮気を疑った妻が、相手の女性と会いに行ったことから始まる物語です。

そして口論の末、まさかの“身体が入れ替わる”という展開に進んでいきます。

設定だけ見ると少しコミカルにも思えますが、読んでみると印象はだいぶ違いました。

この作品の面白さは、入れ替わりそのものよりも、「相手の立場に立ってみることで、見えていなかったものが見えてくる」ところにあると思います。

夫婦のすれ違いって、どちらか一方だけが悪いとは言い切れないことが多いですよね。

毎日の生活の中で、相手の大変さや寂しさを想像する余裕がなくなってしまう。

子どもとのコミュニケーションも同じで、近い存在だからこそ、分かったつもりになってしまうことがあります。

『夫のカノジョ』は、そんな関係の詰まりを、少し不思議な設定を使いながらほぐしていく作品でした。

「隣の芝生は青く見える」という気持ちが、実は誰の中にもあること。

でも、その芝生の持ち主にもまた別の苦しさがあること。

そういう当たり前だけど忘れがちなことを、やわらかく思い出させてくれます。

オーディブルで聴いていても、重すぎず、でも軽すぎず、テンポよく進むので聴きやすい作品でした。

夫婦間のことに少し疲れている人、家族との会話がうまくいかないと感じている人には、入りやすい一冊だと思います。

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『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』|「それ、自分だけじゃなかった」と思える垣谷美雨のエッセイ


小説ではなくエッセイを読んでみたいなら、『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』はかなりおすすめです。

この作品は、家族のこと、人づき合いのこと、年齢を重ねること、仕事のこと、社会の空気のことなど、日々の暮らしの中で感じるさまざまなことが、垣谷美雨さんらしい視点で綴られた一冊です。

僕がこの作品でいちばん良かったのは、**「そう思っていたのは自分だけじゃなかったんだ」と思える感覚**でした。

小説のような物語を追う面白さとは少し違って、誰かの本音や観察眼に触れることで、自分の中の言葉にならない気持ちが整理されていくような感覚があります。

時に辛辣で、時に優しく、でも嫌味にならない。

垣谷美雨さんのエッセイは、ただ毒舌を楽しむタイプのものではなく、暮らしの中で抱えがちな違和感や不公平感を、上品な言葉で言い当ててくれる感じがありました。

「最近、小説を読む気力はあまりないけれど、本は聴きたい」

「物語より、共感できるエッセイを探している」

そんな人にも向いていると思います。

垣谷美雨作品の雰囲気をまず知りたい人にも、このエッセイは入口になりそうです。

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『後悔病棟』|“もしも違う人生を選べたら”を見つめる病棟シリーズ第1作


病棟シリーズを読むなら、まずはこの『後悔病棟』からです。

末期がん患者を診る女医が、不思議な聴診器を手にしたことから、患者たちの胸の内にある“後悔”に触れていく物語。

この設定だけでかなり惹かれるのですが、実際に読んでみると、単なる不思議な医療ドラマではありませんでした。

この作品の核にあるのは、「人はどんな後悔を抱えたまま生きているのか」という問いだと思います。

夢をあきらめたこと。

結婚や家族にまつわる選択。

誰かを守れなかったこと。

別の道を選んでいたら、もっと違う人生があったのではないかという思い。

誰でも一度は「もしあの時」と考えたことがあると思います。

『後悔病棟』は、その“たられば”をかなり真正面から扱ってくる作品でした。

ただ、読んでいて苦しいだけではありません。

過去をやり直せるかもしれない、という不思議な仕掛けがあるからこそ、後悔の先に何が見えるのかを考えさせられます。

選ばなかった人生が本当に正解だったのか。

やり直せたとして、すべてがうまくいくのか。

そういうところまで含めて、かなり読みごたえがありました。

「人生の分岐点を振り返ってしまうことがある」

「後悔をテーマにした小説が好き」

そんな人には、病棟シリーズの入口としてかなりおすすめです。

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『希望病棟』|絶望の先に“その後の人生”を描く、前向きさのある続編


『希望病棟』は、『後悔病棟』に続く病棟シリーズ第2作です。

ただし、前作を読んでいないと意味が分からないというほどではなく、ひとつの作品としても十分読めます。

この作品で印象的なのは、「死を目前にした人の話」だけで終わらないところです。

むしろ、“そこから先をどう生きるのか”に焦点が当たっているように感じました。

病気や孤独、過去の傷、生きづらさを抱えた人たちが、自分の人生をどう引き受け直していくのか。

前作の『後悔病棟』が「過去」と向き合う物語だとしたら、『希望病棟』は「これから」を見つめる物語という印象です。

だからこそ、読後感もかなり違います。

もちろん簡単に前向きになれる話ではないのですが、それでも読み終えたあとに残るのは、絶望ではなく小さな希望でした。

また、この作品は社会の中にある差別や思い込み、生きづらさにもかなり目を向けています。

フィクションとして楽しみながら、「自分の中にもこういう偏見がなかっただろうか」と少し立ち止まらされるところがありました。

病棟シリーズを順番に読むならもちろんおすすめですし、

「つらい題材でも、最後は少し希望がほしい」という人にも合う作品だと思います。

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『懲役病棟』|女子刑務所を舞台に、人が罪を犯す背景まで見つめるシリーズ第3作


『懲役病棟』は、病棟シリーズの中でもかなり印象が変わる一冊でした。

舞台は病院だけではなく、女子刑務所。金髪女医と看護師が、受刑者たちの事情や心の傷に触れていく物語です。

この作品の面白さは、罪を犯した人をただ“悪い人”として切り捨てないところにあると思います。

万引き、DV、依存、孤独、貧困。

ニュースの見出しだけなら簡単に判断してしまいそうな出来事の裏に、その人なりの事情や追い詰められた背景があることを、物語として見せてくれます。

もちろん、罪が消えるわけではありません。

でも「なぜそこまで追い込まれたのか」を知ると、見え方が変わってくる。

僕はそこが、この作品のいちばん大きな読みどころだと思いました。

刑務所の暮らしや、出所後の現実にまで目を向けているのも印象的でした。

ただ刺激的な設定を使っただけの作品ではなく、社会復帰や居場所の問題まで含めて考えさせられます。

とはいえ、ひたすら暗いわけではありません。

登場人物同士のやり取りにはユーモアもあって、読後にはちゃんと救いが残る。

そのバランスが垣谷美雨さんらしいなと感じました。

「社会派のテーマに興味がある」

「罪を犯した人をめぐる現実に関心がある」

「でも小説として読みやすい作品がいい」

そんな人にはかなり合いそうです。

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『絶縁病棟』|体調不良の原因は人間関係かもしれないと思わされるシリーズ第4作


『絶縁病棟』は、病棟シリーズ第4作。

今回のテーマはかなり身近で、かなり刺さる人が多いのではないかと思います。

検査では大きな異常が見つからないのに、なぜかしんどい。

体は悲鳴を上げているのに、原因がはっきりしない。

そんな女性たちの不調の背景にあるものを、不思議な聴診器とともに見つめていく物語です。

この作品を読んで感じたのは、人間関係のストレスは、想像以上に体に出ることがあるのかもしれないということでした。

しかも厄介なのは、その相手が必ずしも“明らかな悪人”ではないことです。

家族、パートナー、身近な人。だからこそ距離が取りにくく、我慢してしまう。

そういう関係のしんどさが、この作品ではかなりリアルに描かれています。

タイトルの「絶縁」は少し強い言葉ですが、単に誰かを切り捨てる話ではありません。

自分を守るために、どこまで人との距離を見直すべきか。

我慢を美徳にしすぎていないか。

そんなことを考えさせられる作品でした。

病棟シリーズの中でも、特に現代の働き方や家庭の中の役割、女性の生きづらさに近いテーマが多く、共感しやすい人はかなり多いと思います。

「最近、人間関係に疲れている」「理由の分からないしんどさがある」

そんな人には、かなり刺さる一冊かもしれません。

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『あきらめません!』|年齢を重ねてからでも人生は動かせると思わせてくれる一冊


『あきらめません!』は、定年後の移住をきっかけに、地方の古い価値観や男尊女卑にぶつかった女性が、市議会議員に立候補することになる物語です。

あらすじだけでもかなりパワフルですが、読んでみると単なる“逆転劇”ではありません。

地方の閉鎖性、家事や育児や介護を女性が担うことを前提にした空気、議会の古い体質。

そうしたものがかなりリアルに描かれていて、フィクションなのに「こういう話、どこかに本当にありそうだな」と感じさせられます。

でも、この作品の良さは、怒りだけで終わらないところです。

主人公たちは理不尽にぶつかりながらも、完全無敵ではありません。

落ち込むし、迷うし、自信を失いそうにもなる。それでも少しずつ前に進んでいく。その姿に、自然と応援したくなるものがありました。

垣谷美雨さんの作品を読んでいると、「現実はそんなに簡単に変わらない」と思わされることも多いです。

でも同時に、「それでも、何もできないわけじゃない」と感じさせてくれる作品もあります。『あきらめません!』は、まさにそのタイプでした。

「年齢を理由に何かを諦めたくない」

「社会の古い価値観にモヤモヤしている」

「読後にスカッとしたい」

そんな人には、とても相性がいいと思います。

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『リセット』|“あの頃に戻れたら”を真正面から描く、人生やり直し小説


『リセット』は、ぼんやりした不安や不満を抱えながら暮らしていた3人の女性が、突然高校時代にタイムスリップしてしまう物語です。

「もしあの頃に戻れたら」

たぶん、誰でも一度は考えたことがあるテーマですよね。

『リセット』は、その願望をかなえてくれるようでいて、実はかなり厳しく人生を見つめる小説でもありました。

若い頃に戻れたら、今よりうまくやれるのか。

別の進路、別の結婚、別の生き方を選べば、本当に幸せになれるのか。

そんな問いに対して、この作品は簡単な答えを出しません。

そこがすごく良かったです。

タイムスリップものというと、もう少し軽やかな話を想像するかもしれませんが、『リセット』はもっと地に足がついています。

人生の選択には、年齢、性別、結婚、仕事、学歴、性格など、いろいろな要素が絡んでいることが分かるからです。

そして、3人の関係が少しずつ変化していくのも、この作品の大きな魅力でした。

ただ「やり直し」を楽しむ物語ではなく、友情や価値観の違い、自分が本当に欲しかったものを見つめ直す話としても読みごたえがあります。

「人生をやり直せたらと思うことがある」

「後悔や選択をテーマにした小説が好き」

「垣谷美雨作品の中でも、まずは読みやすい一冊から入りたい」

そんな人にはかなりおすすめです。

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『あなたの人生、片づけます』|片づけられない理由は、部屋ではなく心にあるのかもしれない


『あなたの人生、片づけます』は、片づけ屋・大庭十萬里が、さまざまな事情を抱えた人たちの部屋を片づけていく連作小説です。

社内不倫に疲れた女性。

大切な人を失った人。

家族との関係に傷を抱えた人。

片づけられないまま暮らしている人。

この作品を聴いて強く感じたのは、片づけられない理由は、単なる性格やだらしなさでは片づけられない、ということでした。

部屋に積み上がったモノの裏には、執着、喪失感、後悔、寂しさ、見ないふりをしてきた気持ちが隠れています。

だからこの作品は、片づけ術の小説というより、人生を立て直していく小説だと思います。

モノを捨てることは、過去を整理することでもある。

今の自分を受け入れることでもある。

そのしんどさと大切さが、静かに描かれていました。

読んでいると、自分の部屋の引き出しが気になってきます。

でもそれは単に掃除したくなるからではなく、「今の自分は何を抱え込んでいるんだろう」と考えたくなるからかもしれません。

片づけが苦手な人、シニア世代の整理や実家の片づけが気になっている人、暮らしと心の関係を描いた小説が好きな人には、とてもおすすめしやすい一冊です。

オーディブルで聴くと、一話ごとに空気が変わるので飽きにくく、連作ものとしてもかなり聴きやすかったです。

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『あなたのゼイ肉、落とします』|ダイエット以上に「心」が軽くなる一冊


『あなたのゼイ肉、落とします』は、「痩せたい」と思いながらも一歩を踏み出せない人の背中をそっと押してくれる長編小説です。

タイトルだけ見るとダイエット小説のように思えますが、実際にオーディブルで聴いてみると、本当に描かれているのは「心のゼイ肉」。

食べ過ぎや運動不足だけではなく、自信のなさや言い訳、自己肯定感の低さなど、誰もが抱えがちな心の重さに優しく向き合ってくれます。

登場人物は年齢も性別もさまざま。それぞれが悩みを抱えながら少しずつ前向きに変わっていく姿は、「変わりたい」と思っている人ならきっと共感できるはずです。

ダイエットのノウハウ本ではありませんが、「なぜ変われないのか」という根本的な理由を考えさせてくれるのが、この作品ならではの魅力でした。

読後は体重よりも心が軽くなったような気持ちになり、「今日から少し生活を整えてみよう」と自然に思える一冊です。

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『姑の遺品整理は、迷惑です』|遺品整理から見えてくる人生と家族の物語


『姑の遺品整理は、迷惑です』は、遺品整理や実家じまいをテーマにした、垣谷美雨さんらしい心温まるヒューマンドラマです。

タイトルだけを見ると、嫁と姑の対立を描いた作品のように感じますが、実際にオーディブルで聴いてみると印象は大きく変わりました。

物であふれた部屋を片づける中で、故人が歩んできた人生や家族への思いが少しずつ見えてきます。

遺品整理は大変な作業ですが、この作品は「物を捨てること」ではなく、「人の生き方や価値観を知ること」の大切さを教えてくれます。

読み進めるほど登場人物への見方が変わり、最後は温かな読後感が残りました。

実家じまいや断捨離を考えている方はもちろん、親世代との関わり方や家族について改めて考えたい方にもおすすめです。

オーディブルならテンポよく聴けるので、読書が苦手な方でも楽しみやすい一冊でした。

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『禁煙小説』|禁煙だけじゃない、人間の「やめられない」を描いた一冊


『禁煙小説』は、禁煙に何度も挑戦する女性を主人公にした、笑いと共感が詰まったヒューマン小説です。

タイトルからは喫煙者向けの作品に思えますが、実際にオーディブルで聴いてみると、描かれているのは「やめたいのにやめられない」という誰もが経験したことのある葛藤でした。

タバコだけでなく、ダイエットや間食、スマートフォンなど、自分にも思い当たることがあり、主人公の気持ちに自然と引き込まれます。

垣谷美雨さんらしいユーモアも健在で、思わず笑ってしまう場面がある一方、人間の弱さや依存との向き合い方について考えさせられる場面も多くありました。

禁煙のハウツー本ではありませんが、「人はなぜ同じ失敗を繰り返してしまうのか」を物語として楽しみながら考えられる作品です。

オーディブルなら主人公の心の声がよりリアルに伝わり、読書が苦手な方でも最後まで楽しめる一冊でした。

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垣谷美雨作品はこんな人におすすめ|僕がこの作家さんを推したい理由

ここまで読んで、「結局、垣谷美雨さんの作品ってどんな人に向いているの?」と思う人もいるかもしれません。

僕なりにまとめるなら、こんな人におすすめしたいです。

まず、家族や夫婦のことにモヤモヤを抱えている人。

垣谷美雨さんの作品は、近すぎるからこそ言えないこと、分かったつもりで見落としていたことを、かなり丁寧に描いてくれます。

次に、年齢や立場の変化にしんどさを感じている人。

若い頃とは違う悩み、老後の不安、仕事や家庭の役割、これからの人生のこと。

そうしたテーマが多いので、「今の自分にちょうど刺さる」と感じる作品が見つかりやすいと思います。

そして、社会の理不尽や古い価値観に疲れている人。

ただ怒りをぶつけるのではなく、小説として面白く読みながら「やっぱりおかしいよな」と感じられる作品が多いです。

一方で、垣谷美雨作品は、ひたすら明るく軽い気分になりたい時には少し重く感じるかもしれません。

でも、「ただ暗い話を読みたいわけじゃない。でも、現実から目をそらさない物語が読みたい」という時には、とても相性がいいと思います。

僕自身、垣谷美雨さんの作品をオーディブルで聴いていると、「現実はそう簡単に変わらない」と思いながらも、「それでも人は少しずつ変われるのかもしれない」と感じることがあります。

そのバランスが好きで、これからも少しずつ聴いていきたい作家さんです。

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まとめ

垣谷美雨さんの作品は、家族、夫婦、仕事、老後、片づけ、後悔、地方社会、生きづらさなど、誰かにとっては他人事では済まないテーマを、読みやすい物語として届けてくれる小説が多いです。

重い題材もあります。

読んでいて胸が詰まることもあります。

でも、その苦しさをただ突きつけるだけではなく、「じゃあ、この先をどう生きるか」まで描いてくれる作品が多いから、僕はつい次も聴きたくなります。

これから垣谷美雨作品を読んでみたい人は、まずは自分が今いちばん気になっているテーマから選ぶのがおすすめです。

・人生をやり直したい気持ちがあるなら『リセット』
・片づけと心の関係が気になるなら『あなたの人生、片づけます』
・夫婦や家族のすれ違いが気になるなら『夫のカノジョ』
・後悔や選ばなかった人生を考えたいなら『後悔病棟』
・希望や再出発の物語が読みたいなら『希望病棟』
・社会の理不尽や人の背景まで見つめたいなら『懲役病棟』『絶縁病棟』『あきらめません!』
・小説ではなく、まずは著者の考え方に触れたいなら『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』

この記事では、今後も僕がオーディブルで聴いた垣谷美雨作品を少しずつ追記していくつもりです。

新しく聴いた作品が増えたら、またこのページに追加していきます。

垣谷美雨さんの作品が気になっている人、どれから読めばいいか迷っている人の、最初の入口になれたらうれしいです。

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