オーディブルで聴いた垣谷美雨『いまだ悪戦苦闘中』共感が止まらない感想レビュー


「こんなこと、自分だけが思っているのかな。」

日々の生活の中で、そんなモヤモヤを抱えたことはありませんか。

年齢を重ねることへの不安、人付き合いの難しさ、昔は当たり前だった価値観への違和感。

誰にも言えない小さな本音は、心の中に少しずつ積み重なっていきます。

垣谷美雨さんの『いまだ悪戦苦闘中』は、そんな日常のモヤモヤを見事な言葉で代弁してくれるエッセイです。

僕はオーディブルで聴きましたが、「そうそう、それが言いたかった」と何度もうなずきながら聴いていました。

続編という位置づけではありますが、この作品から聴いても十分楽しめます。

小説とは違い、一つひとつのテーマが短くまとめられているので、通勤や家事の合間にも聴きやすいのも魅力です。

この記事では、『いまだ悪戦苦闘中』をオーディブルで聴いた感想を交えながら、どんな人におすすめできる作品なのかをネタバレなしでご紹介します。

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『いまだ悪戦苦闘中』は現代を生きる人の本音が詰まったエッセイ

『いまだ悪戦苦闘中』は、ベストセラーとなった『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』に続くエッセイ集です。

日常生活の出来事や社会の変化、人間関係、年齢を重ねることなど、誰もが一度は考えたことのあるテーマが数多く収録されています。

どれも特別な出来事ではありません。

だからこそ、「これ、自分も感じていた」と共感できる内容ばかりでした。

垣谷美雨さんは社会への違和感や疑問を率直に書かれていますが、決して誰かを強く否定するような文章ではありません。

少しユーモアを交えながら、優しい視点で物事を見つめているので、とても読みやすく感じました。

僕はオーディブルで聴いていましたが、一つのテーマが短いため、運転中や休憩時間でも区切りよく楽しめました。

読書が苦手な方でも無理なく最後まで聴ける作品だと思います。

共感できるからこそ心が軽くなる

この作品の一番の魅力は、「自分だけじゃなかった」と思わせてくれることです。

誰にも言えない違和感や、生きづらさ。

年齢を重ねたからこそ感じる不安。

社会の変化についていけない戸惑い。

そうした気持ちを垣谷さんが言葉にしてくれるので、不思議と心が軽くなります。

「よく書いてくれた。」

そんな気持ちになる場面が何度もありました。

一方で、「そういう考え方もあるのか」と新しい視点をもらえるところも、このエッセイの面白さです。

共感だけでは終わりません。

読み終えたあとには、少しだけ肩の力を抜いて毎日を過ごしてみようと思えるようになります。

僕自身も、老いや社会との付き合い方について改めて考えるきっかけになりました。

オーディブルだからこそ伝わる軽快なテンポ

『いまだ悪戦苦闘中』は、オーディブルとの相性も非常に良い作品でした。

ナレーターの有賀友利恵さんの落ち着いた朗読が心地よく、エッセイのテンポをさらに引き立てています。

小説とは違い、一話ごとにテーマが区切られているため、途中で止めても続きが気になりすぎることはありません。

そのため、毎日の通勤や家事、散歩のお供にもぴったりです。

オーディブルなら、まるで垣谷美雨さん本人が語りかけてくれているような感覚で楽しめました。

内容は決して軽いわけではありませんが、重苦しさはなく、自然と最後まで聴き進められます。

「エッセイはあまり読んだことがない」という方にもおすすめしやすい一冊です。

こんな人におすすめしたい作品

この作品は、小説のような大きなストーリーを楽しむ作品ではありません。

その代わり、日々の生活や人生についてじっくり考えたい人にはぴったりの一冊です。

最近なんとなくモヤモヤしている人。

年齢を重ねることに少し不安を感じている人。

社会の変化についていけないと感じることがある人。

そんな方には、きっと共感できる話が見つかると思います。

また、垣谷美雨さんの小説が好きな方なら、作品の中に込められているメッセージの背景を知ることができるので、さらに作品世界を楽しめるはずです。

気軽に聴ける内容でありながら、人生について考えるヒントをたくさんもらえる作品でした。

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まとめ

『いまだ悪戦苦闘中』は、日常生活で感じる小さな違和感や生きづらさを、垣谷美雨さんらしいユーモアと優しさで綴ったエッセイ集です。

オーディブルで聴くことで、一つひとつの言葉が自然と心に入り、「そうそう」と何度もうなずきながら楽しめました。

派手な展開がある作品ではありません。

しかし、読み終えたあとには「明日も自分らしく頑張ってみよう」と少し前向きな気持ちになれる不思議な魅力があります。

垣谷美雨さんの作品が好きな方はもちろん、共感できるエッセイを探している方や、オーディブルで気軽に聴ける作品を探している方にもおすすめしたい一冊です。

忙しい毎日の中で少し立ち止まり、自分の気持ちを整理する時間を与えてくれる作品でした。

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