春になると、スギやヒノキなどの花粉が飛散し、花粉症の症状に悩まされる人が増えてきます。
花粉症の症状を緩和するためには、薬やサプリメントの服用だけでなく、食事による対策も効果的です。
そんな花粉症対策におすすめの食べ物が、そばです。
そばに含まれるルチンには、花粉症の症状を緩和する効果があるといわれています。
そばに含まれるルチンとは？
ルチンは、そばやレモン、ブロッコリーなどの植物に含まれるポリフェノールの一種です。
ルチンには、血管を強化する、抗酸化作用を発揮するなどの働きがあります。
花粉症の症状は、花粉が体内に侵入することで、体内で炎症反応が起こることで引き起こされます。
ルチンには、この炎症反応を抑える効果があるといわれています。
そばのルチンはどれくらい？
そば100gあたりのルチンの含有量は、約100mgです。これは、レモンの約10倍、ブロッコリーの約100倍にあたります。
そばはどのように摂取するのが効果的？
そばのルチンを効率的に摂取するには、そば粉から作ったそばを食べることです。
そば粉は、精製されていないそばから作られるため、ルチンの含有量が多いです。
そば粉から作ったそばは、十割そばや二八そばなどがあります。
十割そばは、そば粉100%で作られたそばで、ルチンの含有量が多いです。
そば粉から作ったそば以外にも、そばの実から作ったそばもルチンを摂取することができます。
そばの実から作ったそばは、そばの実をそのまま茹でて食べます。
そばの花粉症への効果
ルチンには、花粉症の炎症を抑える効果があるとされています。
花粉症の症状は、花粉によって体内に侵入したアレルギー物質が、IgE抗体と結合することで起こります。
IgE抗体と結合したアレルギー物質は、ヒスタミンなどの化学物質を放出します。
この化学物質が、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状を引き起こすのです。
ルチンは、この化学物質の放出を抑える働きがあるとされています。
また、ルチンは、血管の強化や血流改善にも効果があります。
花粉症の症状が現れるのは、花粉が鼻や目に付着することで、鼻や目の血管が拡張して炎症を起こすためです。
ルチンによって血管が強化され、血流が改善されると、花粉が付着しても炎症が起こりにくくなると考えられています。
そばのおすすめの食べ方
そばを食べる際は、以下の点に注意すると、より効果的にルチンを摂取することができます。
★そばの実から作ったそばも食べる
★そば湯も飲む
そば湯には、そばに含まれるルチンが溶け出しています。
そのため、そば湯も飲むことで、より多くのルチンを摂取することができます。
まとめ
そばに含まれるルチンには、花粉症の症状を緩和する効果があるといわれています。
そば粉から作ったそばを食べる、そばの実から作ったそばも食べる、そば湯も飲むなど、そばを効率的に摂取することで、花粉症対策に効果的です。
そばは、美味しいだけでなく、健康にも良い食べ物です。花粉症の症状に悩んでいる人は、ぜひそばを食事に取り入れてみてください。
